シミを皮膚科でレーザー治療した実体験を経過とともに徹底解説！

みなさんは、お肌の悩みはありませんか？

私は、頬のシミがずっと気になっていたのですが、ダウンタイムなどのことを考えると、なかなか皮膚科に行けず美白美容液やメイクでごまかしていました。

1週間くらいの休みがとれたので、思い切って皮膚科でシミのレーザー治療をしてきました。
看護師目線でメリット、デメリットを解説しつつ実際の皮膚の経過をレビューしていきたいと思います。

シミを皮膚科のレーザー治療で改善

シミは、紫外線や加齢などで肌にメラニン色素が沈着してできるものです。化粧品や美白美容液などで予防やケアをすることもできますが、一度できてしまったシミはなかなか消えません。

できてしまったシミに対しては、スキンケアやサプリメントなどで根気よくケアする方法と皮膚科でレーザーなどで治療してもらう方法があります。

シミのレーザー治療とは

シミのレーザー治療は、シミに特定の波長の光を照射して、シミの原因となるメラニン色素を分解する治療法です。色素が分解されると、シミが薄くなったり消えたりします。レーザー光は、メラニン色素にだけ反応するので、正常な肌には影響を与えません。シミのレーザー治療は、シミだけでなく、そばかすや肝斑、ニキビ跡などの色素沈着にも効果があります。
シミのレーザー治療は、一般的な美容皮膚科やクリニックで行われます。

レーザー治療の種類

シミのレーザー治療には、さまざまな種類があります。

例えば、

・レーザーフェイシャル：低出力のレーザーで肌全体を照射する方法で、ダウンタイムがほとんどなく、肌質改善や小じわの予防にも効果的です。

・レーザートーニング：メラニン色素を徐々に減少させる方法で、肝斑やくすみに効果的です。複数回の施術が必要ですが、肌への負担が少ないです。

・Qスイッチルビーレーザー：強力なレーザーでメラニン色素を一気に破壊する方法で、一般的なシミやそばかすに効果的です。一回でも効果を感じやすいですが、副作用やダウンタイムがあります。

・ピコトーニング：超短パルスのレーザーで肌全体を照射する方法で、深い部分のメラニン色素も除去できます。ダウンタイムが少なく、肌質改善や毛穴の引き締めにも効果的です。

・ピコスポット：超短パルスのレーザーでシミやそばかすをピンポイントで照射する方法で、一回でも高い効果が期待できます。ダウンタイムがありますが、副作用は少ないです。

これらの中から自分のシミの種類や目的に合わせて医師と相談しながら選ぶことが必要です。
また、シミのレーザー治療は医師の診断と処方が必要な医療行為です。安全性や効果を確保するためには、信頼できるクリニックを選ぶことが重要です。

シミのレーザー治療を受ける前に知っておきたいこと

シミのレーザー治療を受ける前に知っておきたいことは、以下の通りです。

• シミのレーザー治療は保険適用外です。費用はクリニックによって異なりますが、一回あたり数千円から数万円程度かかります。カウンセリングの際に説明があるので、予算に合わせて相談しましょう。
• シミのレーザー治療は一回では完了しないこともあります。シミの種類や深さによって異なりますが、数回から数十回程度通う場合もあります。事前に、医師のカウンセリングで目安を確認しましょう。
• シミのレーザー治療は痛みがあります。レーザーを当てるときには麻酔クリームや冷却などで対応してくれることが多いですが、それでも施術時にはチクチクしたりヒリヒリしたりします。
• シミのレーザー治療は副作用があります。レーザーを当てた部分は一時的に赤くなったり腫れたりします。また、稀に色素沈着や色素脱失などのトラブルが起こることもあります。事前に医師からの説明があると思いますので、不明な点は遠慮せずに質問しましょう。

シミのレーザー治療のメリットとデメリット

シミのレーザー治療にはメリットとデメリットがあります。

医師のカウンセリングの際に、疑問に思ったことは質問し納得して治療を受けることが大切です。

メリット

シミが薄くなったり消えたりする

シミのレーザー治療の最大のメリットは、シミが薄くなったり消えたりすることです。レーザー光は、シミの原因となるメラニン色素に反応して破壊します。その結果、シミが薄くなったり消えたりします。シミの種類や深さによっては、一回の治療で効果が出ることもあります。また、シミ以外にもそばかすやくすみなども改善されることがあります。

治療時間が短い

シミのレーザー治療は、治療時間が短いというメリットもあります。一回の治療で10分から30分程度で済みます。また、治療前に麻酔クリームを塗ったり冷却するだけで十分な場合が多いです。そのため、忙しい方でも気軽に受けられます。

痛みが少ない

シミのレーザー治療は、痛みが少ないというメリットもあります。レーザー光を当てるときには、チクチクとした感覚やほんのりとした熱さを感じることがありますが、我慢できないほどではありません。また、麻酔クリームを塗ったり冷却することでさらに痛みを軽減できます。

ダウンタイムが短い

シミのレーザー治療は、ダウンタイムが少ないというメリットもあります。ダウンタイムとは、治療後に生活に支障をきたす期間のことです。シミのレーザー治療では、治療後に赤みや腫れなどが出ることがありますが、通常は数日から数週間で回復します。また、日焼け止めや化粧品を使ってカバーすることもできます。そのため、仕事や学校などに影響が出ることは少ないです。

デメリット

痛みがある

シミのレーザー治療は、レーザー光が皮膚に当たるときに、熱や刺激を感じることがあります。これは、個人差がありますが、一般的には、強い日焼けした感じや、ゴムでパチンと弾かれた感じだと言われています。痛みに弱い方や、敏感肌の方は、事前に麻酔クリームを塗ってもらうこともできますが、完全に痛みをなくすことはできません。

赤みや腫れが出る

シミのレーザー治療は、皮膚にダメージを与えることで、色素を分解します。そのため、治療後は、皮膚が赤くなったり、腫れたりすることがあります。これは、正常な反応であり、数日から数週間で自然に治まります。しかし、赤みや腫れがひどい場合や長引く場合は、感染やアレルギーなどの合併症の可能性もありますので、医師に相談する必要があります。

治癒に時間がかかる

シミのレーザー治療は、皮膚の表面だけでなく、深部まで影響します。そのため、治癒に時間がかかります。治療後は、皮膚が乾燥したり、かさぶたになったりすることがあります。これらは、自然に剥がれ落ちるまで触らないようにしなければなりません。また、紫外線を避けたり、保湿したりすることも大切です。一般的には、治癒には2週間から1ヶ月程度かかります。

効果が保証されない

シミのレーザー治療は、色素を分解することでシミを薄くする方法です。しかし、色素の分布や深さによっては、効果が出ない場合もあります。また、一度消えたシミも再発する可能性があります。特に紫外線やホルモンバランスの影響を受けやすいシミは、再発しやすいと言われています。そのため、シミのレーザー治療は、完全にシミを消すことはできません。また、効果には個人差がありますので、治療前に医師と相談することが必要です。

副作用が起こる可能性がある

シミのレーザー治療は、皮膚にダメージを与えることで、色素を分解します。そのため、副作用が起こる可能性があります。副作用としては、以下のようなものがあります。

• 炎症後色素沈着：治療部位に茶色の色素沈着を生じることがあります。一時的に、治療前より目立ってしまうこともあります。色素沈着した場合には、消失するのに数か月から1年ほどかかります。
• シミが再発することもあります
• 感染、かぶれ、皮膚炎など

これらの副作用は、レーザーの種類や出力、治療回数や間隔、医師の技術や経験などによって異なります。また、個人の体質や皮膚の状態によっても影響されます。
副作用を防ぐためには、治療前後のケアや指示に従うことが大切です。また、副作用が起こった場合は、早めに医師に相談することが必要です。

シミのレーザー治療を受けるかどうかの判断基準

シミのレーザー治療を受けるかどうかの判断基準のポイントは、個人の判断にもよりますが、以下の通りです。

• シミにどれだけ悩んでいるか
• シミのレーザー治療に対する期待度や不安度
• シミのレーザー治療にかけられる予算やダウンタイムにかけられる時間
• シミのレーザー治療に耐えられる痛みや副作用を理解できているか

実際にシミのレーザー治療を受けた後の経過と効果【Qスイッチルビーレーザー体験談】

私はもともと肌が白くて、年齢とともにシミが増えてきて、化粧で隠すのも大変になってきました。シミに悩んでいたこともあり、シミのレーザー治療に興味があったので、治療を受けてみることにしました。まず、近所にある皮膚科のクリニックの中で、インターネットで調べて口コミが良いところを選んで予約をしました。

カウンセリング

初診では、カウンセリングと肌の診断を受けました。カウンセリングでは、シミの原因や治療法、費用やリスクなどについて説明を受けました。肌の診断では、肌のタイプやシミの深さや広がりなどをチェックしました。私のシミには、Qスイッチルビーレーザーが効果がありそうと医師からすすめられ、レーザー治療は1回で済むと言われました。だいたいの料金の目安も説明されました。

私が行ったクリニックの場合は、1ショット（4ミリ四方）が770円という料金設定でした。
例えば、1平方センチのシミ1個をレーザーで治療する場合には、約15ショットになるので11,550円程度になるということでした。シミの大きさや、治療したいシミの数によって料金はかなり変わってくるので、予算に合わせて治療したいシミに優先順位をつけておくと良いと思いました。

シミのレーザー治療当日

そして、いよいよレーザー治療の日がやってきました。顔のうぶ毛をそっておくことと、当日にはスキンケアもせず洗顔後何もつけていない状態で来院するように言われていたので、指示通りにすっぴんの状態で予約時間にクリニックへ行きました。

施術するシミの部分を数秒冷やしてから、保護メガネをかけて、レーザー治療は約10分ほどで終わりました。レーザー光を当てるときは、ゴムではじくようなバチッという感じの痛みがありましたが、我慢できる程度でした。
施術後、レーザーをあてた肌に肌色の小さな保護テープを貼ってもらい終了しました。レーザーをあてた部分はジリジリとしたやけどのあとのような軽い痛みがありましたが、1時間ほどすると痛みはなくなりました。

レーザー治療後に貼った保護テープは医療用の物で、自宅で剥がれた時に貼りかえるようにと会計時にも渡されました。

私は、4つのシミを治療してもらいそのうちの2つは約5ミリ四方のものでした。全部で36ショットだったと施術後に言われました。保護テープが500円くらいのものだったので、合計約28,000円をクレジットカードで支払いました。
レーザー治療10日後に再度診察予定で、それまでの10日間は保護テープを貼った状態で過ごし、洗顔も貼ったまま行うように説明を受けました。薄いテープなので、テープの上から、メイクも可能でした。

治療後の皮膚の経過

①治療前の右頬のシミです。右頬のシミは5ｍｍほどのものと、その下に2つある小さめのものをレーザー治療しました。写真は変化がわかるように、右頬のものを載せています。
他に、目じりのシミと、左頬のシミの合計5個のシミを治療することにしました。

②レーザー治療直後。レーザーをあてた部分の大きさに合わせてカットした保護テープが数枚貼られています。

③レーザー治療後2日目～6日目くらいまでは少し不安になるくらい茶色です。保護テープ＋マスクをしてのりきりますが、あまり人に会いたくない期間です。

④6日目くらいから、かさぶたのように皮膚が自然に向け下からピンクの皮膚が見えます。写真の中央のかさぶたが剥けた部分はピンクですが、まだ剥けていない小さいシミのあとは茶色く見えています。

⑤④で茶色く見えていた2つのシミのかさぶたも剥けました。
　10日目には、ほとんどシミのあとはわからなくなりました。

⑥こちらは、目じりのシミをレーザー治療した10日目のものです。シミはきれいになくなりましたが、シミの真ん中に元々あったほくろはそのまま残りました。（カウンセリングの際に、医師から「ほくろも消えちゃうかもしれないけど、残したいほくろならやめた方が良いかも」と言われていましたが、特にこだわりはないので「ほくろはなくなっても良いです」と返答していた経緯がありました）

レーザー治療後に注意したポイント

日焼け止めは必須

レーザー治療後の肌は、メラニン色素が減っているため、紫外線に対して非常に敏感になります。紫外線に当たると、肌が赤くなったり、炎症を起こしたり、逆にシミが増えたりする可能性があります。そうならないためには、日焼け止めをしっかり塗ることが必須です。私は、SPF50+ PA++++の高い防御力を持つ日焼け止めを選びました。また、日焼け止めだけでは不十分なので、帽子やサングラスなどで直射日光を避けるようにしました。

保湿は欠かさない

レーザー治療後の肌は、水分や油分が不足しがちになります。乾燥すると、肌のバリア機能が低下して外部刺激に弱くなったり、肌の回復力が落ちたりします。そうならないためには、保湿を欠かさないことが大切です。私は、敏感肌用の低刺激な化粧水やクリームを使って、朝晩のスキンケアでしっかり保湿しました。また、乾燥しやすい夜間には、保湿パックやミストなどで追加的に水分補給しました。

刺激物は避ける

レーザー治療後の肌は、刺激物に対しても敏感になります。刺激物とは、アルコールや香料などの化粧品成分です。これらのものに触れると、肌が荒れたりかゆくなったりする可能性があります。そうならないためには、刺激物を避けることが賢明です。私は、無添加やオーガニックな化粧品を使ったりして刺激を避けるように気を付けていました。

まとめ

シミのレーザー治療は、シミにレーザー光を当てて、色素を分解する方法です。シミのレーザー治療には、メリットもありますが、デメリットもあります。デメリットを知っておくことは、治療を受ける前に重要です。また、治療前に医師と相談し、治療後にはケアや指示に従うことも大切です。シミのレーザー治療は、シミを薄くする方法の一つですが、万能ではありません。自分に合った方法を見つけるためには、専門的な知識や経験を持つ医師に相談することがおすすめです。